2013年4月21日日曜日

今後を示唆する大前さんの2011年11月17日のシスコプラスでの講演内容♪


今はソーシャリアル羅針盤の次回の話を一生懸命考えていました。そんな中ふっと2011年秋の大前研一さんのキーノートが頭に浮かびました。

Facebookを探したのですが流れてしまったのではてなブログを検索したら簡単に出てきました♪ やっぱり流れないストック型の情報書庫は重要ですねえ♪ww特に8番が日本でも加速しますので関心を払っておかないと駄目ですよ~(^O^)/


大前研一 10 in 10 今後10年間に日本企業が注力すべき10の事

今日はちょっと真面目に。。。先ほどFBにも打った内容でふ♪
私は末娘をBBTに入れているほど大前さんの論理思考が好きで本も読んでいますが講演を聞くのは初めてでした。今日はCisco Plus Japanの基調講演で大前さんとCisco CTOのDave Evans氏の10 in 10今後10年間で重要な10のTipsがあったので少しシェアします。
キュレーションになれば幸いです。もし間違っていたらどんどん指摘してください。

大前研一 10 in 10 今後10年間に日本企業が注力すべき10の事」 (カッコ内は私の補足)
f:id:satokazu116:20111117101305j:image
今回はSAPIOにまさに同じことを連載している。しかしそれは10以上あるが今回は大事な10個だけ。
ちょっと前に日本の経営者70名を連れてシリコンバレーに行った。(彼は著書でドットコムバブルが弾けてから10年行っていないと言うので多分10年ぶり)今はシリコンバレーよりはSFDCなどもサンフランシスコに近い所にあるのでベイエリアと言う方が今を表している。彼の地は過去3回上がって3回沈んで今はまた復活した。
1. 今ある最新の技術を使いこなす。
クラウド、Web、Facebookフリーミアム(最初はただで付加価値部分を有料)等のエントリコストが安いものを利用する。カリフォルニア電子カルテ会社(社名は言ってなかったような?)は有料モデルがひしめく中、開業医にも患者にもFreeのシステムで1年少しで12万の開業医、2200万人の患者を集めた。今後は薬局等に有料モデルを展開。ソーシャルゲーム最大手Zyngaにも言及。
2. 5年後、10年後の会社の姿をゼロベースで考える
テクノロジーはいくらでも最新の物を享受できるので現在の延長線上のビジネスはいらない。スクラッチで考える。(これはイノベーションのジレンマでも言っている)ここでトルコの話がありトルコの平均年齢は27歳日本の戦後15年くらいの状況で中東の盟主、そこに(日本企業は)フォーカスもしていない。こういう国のビジネスを20ケ国くらい想定する。
3. 10年後に必要な人材の要件を明確にする
人材を育成するのに10年はかかるので今からその人材像をマッピングすること。
楽天ユニクロは英語と言っているが今さら何を?という感じ。そんなことはマスコミに言わないで内部でやるべき。マッキンゼーではもう30年前より当たり前。彼らはこの3年以内に失敗するだろう。ビジネスの素養と英語とは違うので猫にワンと言えと言っているようなもの(まったく同感)英語で採用するとボロボロになる。
語学が出来るので行かせるのではなく20年くらいたとえばインドネシアが好きで好きでそこに骨を埋める覚悟のあるものに任せる。赴任で3年5年でローテーションする人間には絶対に務まらない。もしくは日本に来ているインドネシア人を徹底的に鍛える。
人材採用も「私はこれがやりたい!」と明確にビジョンを持っている人間を採用する事。
4. グローバル化が進めば進むほど会社の価値観を一つにする
1つにしないと会社が必ずバラバラになる。良い例ではジョンソン&ジョンソンやネスレなどが好例で共通の価値観が保たれている。
5. グローバルでシステムを共有をすること
コーポレートメモリとも言うが上記2社は1週間でPL/BSが全世界中で見れるシステムを構築しているが日本企業で出来ているところはほとんどない。集中購買のシステムなども同じ。
6. 人事システムの共通化
どこの国であろうと全て同じ基準、同じ査定、同じ採用等多様性も含めて全て人材が資産という考え方の
上に立って仕組みを作る事。例えばスペイン現地採用の人までが本社から見えないと駄目。
今のシステムでは現地のトップ数人しか管理していない。世界のどこの部署に入っても社長までの距離が等間隔でないと駄目。
7. 世界最適化
過去20年前にボーダーレスワールドで書いたことで今の商売の基本は①世界で最も安く買える所から仕入れて②最も安く作れるところで作り③最も高く売れるところで売る。
今の日本企業は国内の中ではこの3つが出来ているがグローバルという点では心もとない。
注目はミャンマーあたり。ナイキの話。フィルナイトは上記3つと宣伝用の人材、(マイケルジョーダン、タイガウッズの発掘)などの2つしか仕事をやっていない。
8. タレント(才能)のある人材を外に求める
ハッカーを使ってアンチハッキングをする-セキュリティソフトはフィリピンが中心だが一番ハッカーが多い。
上司が見ている時に仕事をするのがサラリーマン、神様が見ているところで仕事をするのがビジネスマン
クラウドソーシングが中心になる。それは囲い込むのではなく必要な時に集めて任せる。
oデスクという会社(ゼロと書いてオーデスクと呼ぶ)社員は社長一人で後はネットワーク、タレントを集めている。この分野はProgramming、Design、パンフレット作成等
以前に日英語翻訳の見積もりを取ったら日本の会社は納期1カ月で費用450万円だったがネットで検索してお願いした海外の翻訳家は納期1週間で費用7万5千円だった。内容は完璧に満足する内容だった。
Yet2com(特許のExchange)、9Sigma(100万人のエンジニアネットワーク)イノセンティブ(研究開発企業でイーライリリーが大多数使っている)、ユアアンコール(同、P&Gが半分を使っている)
(ナインシグマイノベーションエクスチェンジ・ネットワーク・ユーレカ・メディカル・ユアアンコール・イノベーション・リレー・センターズなどなど)
9. 企業参謀の重要性
Corporate Strategist、ゼロベースで壊して組み立てられる人。前述の1から8までを熟知して社長をアシスタントできる人材を2名以上複数用意して仕事に当たらせる。1名では難しい。
10. 上記1-9の任に堪える社長を据える
社長は会社の顔、営業トップだけでなくCTO、CIO、CMO等技術的センスがなければ駄目で上記1-9の素養がもっとも大事である。


という事でした。ここまで読んでいただきありがとうございました。娘は親孝行でまあなんとか初年度の授業料は首席だったのでタダになりました。2年目は駄目でしたがww。
私が付かず離れずやっているフィリピンSkype英会話の学校も事業譲渡でBBTオンラインになったりなかなかです(笑)
以上 佐藤和則

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